スマートフォンをトイレに落としてしまった経験はありませんか。誰もが一度は経験するかもしれない、そんなトラブルに遭遇した際の正しい対処法をご紹介します。

落ち着いて適切な対応をすることで、スマートフォンを救える可能性が高まります。

 

また、予防策や専門の修理業者への相談方法についても詳しく解説しますので、しっかりと理解して万が一の事態に備えましょう。

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トイレにスマホを落としたときにやるべきこと

トイレにスマートフォンを落としてしまった場合、すぐに実行すべき対応があります。大切なのは冷静に、そして素早く行動することです。以下の手順で対応しましょう。

  • 1、便器内の水を止める
  • 2、素早く回収する
  • 3、水分を拭き取る
  • 4、分解して乾燥させる

止水栓を止める

まず最初に行うべきことは、便器の横や下部にある止水栓を閉めることです。時計回りに回すことで水が止まります。これにより、水の流入を防ぎ、スマートフォンが便器の奥に流れ込むのを防ぐことができます。止水栓の場所は普段から確認しておくと、慌てている時でもすぐに対応できるようになるのでおすすめです。

素早くスマートフォンを回収する

止水栓を止めたら、できるだけ早くスマートフォンを回収しましょう。この際、素手での回収は避け、必ずゴム手袋を着用してください。衛生面での配慮が必要です。また、便器の中に手を入れる際は、腕時計やアクセサリーなども外しておくと安全です。

水分を完全に拭き取る

回収したスマートフォンは、清潔なタオルや布で丁寧に水分を拭き取ります。特に充電口やイヤホンジャックなどの開口部は入念に拭き取りましょう。この時点では絶対に電源を入れないようにしてください。内部に残った水分で故障する可能性が高くなります。

分解できる部分は外して乾燥させる

可能な限り分解できる部分(背面カバーやバッテリーなど)は取り外し、それぞれの部品を丁寧に乾燥させましょう。乾燥剤を使用する場合は、直接スマートフォンに触れないように注意が必要です。乾燥には最低でも48時間程度かけるのがおすすめです。

トイレにスマホを落とした際にやってはいけないこと

焦って間違った対応をすると、状況が悪化する可能性があります。以下のような行動は絶対に避けましょう。

  • ラバーカップやワイヤーブラシなどで無理に回収しようとする
  • スマホが水に濡れたまま充電する
  • 無理やりスマホを分解する

ラバーカップやワイヤーブラシを使う

ラバーカップやワイヤーブラシなどの清掃道具は、スマートフォンを傷つける可能性が高いため使用は避けましょう。特にワイヤーブラシは、画面に傷をつけたり、防水機能を損なう原因となります。無理な回収は、かえって状況を悪化させる可能性があります。

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水に濡れたまま充電を試みる

水濡れした状態での充電は非常に危険です。内部で短絡が起こり、発火や爆発の危険性があります。完全に乾燥させるまでは、絶対に充電しないでください。また、充電口に水分が残っていないかどうかも十分に確認する必要があります。

無理な分解を行う

専門知識がない状態での無理な分解は、内部の損傷を引き起こす可能性があります。特に防水機能のあるスマートフォンは、分解することで防水性能が失われてしまいます。分解が必要な場合は、専門の修理業者に依頼するようにしてください。

スマホを回収したあとにやってはいけないこと

スマホの電源を入れてしまう

回収直後のスマートフォンは、内部に水分が残っている可能性が高いです。この状態で電源を入れると、内部の電子回路がショートして致命的な故障につながる可能性があります。最低でも48時間は電源を入れないようにしましょう。

スマホを振って乾かそうとする

スマートフォンを振って水分を除去しようとする行為は、内部の部品を損傷させる可能性があります。また、水分が別の場所に移動するだけで、根本的な解決にはなりません。自然乾燥を心がけましょう。

スマホをトイレに落とさないための予防策

予防が最善の対策です。以下のような方法で、スマートフォンの水没事故を防ぎましょう。

スマホをトイレに落とさないための予防策

トイレにスマホを持ち込まないようにする

最も確実な予防策は、トイレにスマートフォンを持ち込まないことです。トイレ時間の娯楽としてスマートフォンを使用する習慣は、水没事故のリスクを高めます。読書や雑誌など、他の娯楽で代用することを考えましょう。

携帯電話やスマホの置き場所に気を付ける

トイレ内で使用する場合は、必ず安全な場所に置くようにしましょう。便器から離れた棚や専用のホルダーを設置することで、落下のリスクを大幅に減らすことができます。ポケットからの落下も多いので、服のポケットに入れたまま用を足すことは避けましょう。

ストラップやスマホホルダーを活用する

落下防止用のストラップやホルダーを使用することで、不意の落下を防ぐことができます。首からかけられるストラップケースや、壁に取り付けられるホルダーなど、様々な商品が販売されています。自分の使用環境に合わせて選択しましょう。

家族でルールを決めて共有する

家族全員でスマートフォンの取り扱いルールを決めることも重要です。特に小さな子どもがいる家庭では、トイレでのスマートフォン使用について明確なルールを設定し、定期的に確認し合うことが大切です。

携帯がトイレに落ちた際の後処理と消毒方法

携帯電話をトイレから回収した後の適切な処理と消毒は、衛生面で非常に重要です。

携帯電話のクリーニング方法

回収した携帯電話は以下の手順でクリーニングします。

  • 1,水気の除去:柔らかいタオルで表面の水気をしっかりと拭き取ります。
  • 2,アルコール消毒:70%以上のイソプロピルアルコールを使用して、携帯電話の表面を丁寧に拭きます。
  • 3,乾燥:風通しの良い場所で完全に乾燥させます。
  • 4,内部の確認:可能であれば、専門店で内部のクリーニングを依頼することをおすすめします。

携帯電話の種類によってはデリケートな部分があるため、強い力でこすったり、液体を直接かけたりしないよう注意しましょう。

トイレの消毒方法

携帯電話を取り出した後のトイレの消毒は以下の手順で行います。

  • 1,洗剤での清掃:まず通常の洗剤を使用して、便器全体を丁寧に洗います。
  • 2,消毒液の使用:市販の塩素系消毒液を使用して、便器内部を消毒します。
  • 3,周辺部分の消毒:便座や便器の外側、周辺の床なども忘れずに消毒します。
  • 4,換気:消毒後は十分に換気を行い、臭いを取り除きます。

消毒液を使用する際は、必ず説明書を読み、適切な濃度と使用方法を守ってください。また、換気にも十分注意を払いましょう。

スマホがトイレの排水管まで入り込んでしまった場合の対応

専門業者に依頼する

排水管からのスマートフォンの回収は、専門的な知識と道具が必要です。無理な回収を試みると、配管を破損させる可能性があります。信頼できる業者に依頼し、適切な処置を行ってもらいましょう。業者を選ぶ際は、実績や評判を確認し、複数の業者から見積もりを取るようにしてください。また、作業内容や保証についても事前に確認しておくことが重要です。

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トイレつまりの修理費用の目安

修理費用は状況によって大きく異なりますが、一般的な目安を紹介します。

  • 1、簡単なつまりの場合:5,000円~15,000円
  • 2、排水管の分解が必要な場合:20,000円~50,000円
  • 3、配管の交換が必要な場合:100,000円以上

深夜や休日の場合は割増料金が発生する可能性があります。また、建物の構造や配管の状態によっても費用は変動します。

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まとめ

スマートフォンをトイレに落としてしまった場合、慌てず冷静な対応が重要です。すぐに止水栓を止め、適切な方法で回収することで、被害を最小限に抑えることができます。また、日頃からの予防策を講じることで、そもそもの事故を防ぐことができます。

 

万が一の場合は、無理な対応は避け、専門の修理業者に相談するようにしてください。適切な対応と予防策で、大切なスマートフォンを守りましょう。