コンビニのトイレを使っていて、不注意から詰まらせてしまった経験はありませんか?

 

もしあなたが詰まらせた張本人だった場合、どのように対処すればいいのでしょうか。また、もし詰まらせたことに気づかずに、そのまま放置して立ち去ってしまうと、どのようなリスクが待っているのでしょうか。 

 

この記事では、コンビニのトイレを詰まらせてしまった時の適切な対処法と、トイレつまりを未然に防ぐためのポイントについて詳しく解説します。コンビニのトイレでのトラブルについて、正しい知識を身につけておきましょう。

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コンビニのトイレを詰まらせて逃げるのはNG!

コンビニのトイレを利用中に詰まらせてしまった場合、そのまま知らんぷりをして立ち去るのは絶対にNGです。トイレが詰まった状態で放置すれば、後から利用する人が不便を強いられることになるためです。

 

またトイレを詰まらせる原因となった物が何であれ、さらに故意に詰まらせたのでなかったとしても、結果として店側に損害を与えたことには変わりません。

 

たとえば、ある法律事務所によれば、トイレを使えなくしたまま逃げるような器物損壊について、防犯カメラの映像から後日特定され、損害賠償を請求されるケースが多いとのこと。

 

器物損壊事件の場合、たとえその場に防犯カメラがなくても、付近のカメラ映像から犯人が特定されることが多いです。特に被害が大きかったり、犯行が悪質だったりすると、警察は積極的に捜査し、後日逮捕されることがあるため、逃げ得とはなりません​。

 

トイレを詰まらせて放置するのは、トラブルのもとになります。絶対にやってはいけません。もしトイレを詰まらせてしまったら、勇気を出して店員に報告しましょう。

まずは報告!2つの対処方法

コンビニのトイレを詰まらせてしまった時の正しい対処法として、以下の2つがあります。

  1. 「自分が詰まらせた」と素直に店員さんに報告する
  2. 恥ずかしい場合は「元々詰まっていた」と伝える

それぞれの方法には、メリットとデメリットがあります。詳しく見ていきましょう。

「自分が詰まらせた」と素直に店員さんに報告する

トイレを詰まらせてしまったら、正直に店員に報告するのがベストな対処法です。「申し訳ありません。トイレを詰まらせてしまいました」とはっきり伝えましょう。

 

実は、コンビニのトイレつまりのトラブルは、それほど珍しいことではありません。

 

経験豊富な店員であれば、冷静に対処してくれるはずです。過度に怒られたりすることはないでしょう。

 

むしろ、正直に報告する姿勢は、誠実な対応と捉えられ、好感を持たれる可能性もあります。「こういうお客さんもいるんだな」と、気持ちのいい対応をしてもらえるかもしれません。

 

トイレを詰まらせてしまったら、嘘をつくことなく、正直に事情を説明することが大切です。

恥ずかしい場合は「元々詰まっていた」と伝える

「自分がトイレを詰まらせた」と素直に言うのは、誰しも恥ずかしく感じるものです。どうしても正直に言い出せない人もいるでしょう。そんな時は、「トイレに入る前から既に詰まっていましたよ」と、発見者のフリをして報告する方法もあります。

 

ただし、これは正しいやり方とは言えません。嘘をつくことになるからです。

 

この手段をとった後に店員が防犯カメラの映像をチェックするなどして、嘘が露見してしまえば、店員からの信頼を失うことになります。

 

嘘は次の嘘を呼びます。一回だけのつもりでも、どんどん嘘を重ねなければいけなくなる可能性があるのです。

 

とはいえ、トイレを詰まらせたまま放置するよりは、マシだと言えます。絶対に放置してはいけませんが、正直に言えない時はこの方法で報告するのもやむを得ないといえます。

コンビニのトイレを詰まらせて放置・逃走した場合のトラブル

コンビニでトイレを詰まらせてしまったら、必ずすぐに店員へ報告しましょう。

 

トイレを詰まらせた後、そのまま放置して店を後にすると、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。おもに以下から説明するようなリスクがあるので、トイレ利用時はそれぞれを意識して、注意するようにしましょう。

防犯カメラの映像で特定される可能性がある

コンビニには万が一の事件や事故に備えて、店内の各所に防犯カメラが設置されています。トイレつまりの犯人を特定する時も、防犯カメラの出番です。

 

特に普段からそのコンビニを頻繁に利用している場合は、すでに店員に顔を覚えられている可能性が高いです。

 

防犯カメラにより「こないだトイレを詰まらせて黙って帰ったお客さんだな」とあらかじめ特定されてしまっていれば、次回利用時に声をかけられ、当時の事情を聞かれるかもしれません。

 

防犯カメラの映像をもとに悪質な行為だと判断されれば、警察に通報されるリスクもゼロではありません。

トイレつまりの被害が大きいと弁償や罪に問われる可能性がある

トイレつまりの被害程度によっては、弁償を求められたり、罪に問われたりする可能性があります。

 

たとえば、つまりが原因で汚水があふれ出し、トイレ内が汚物まみれになってしまった場合、清掃やクリーニングにかかる費用を請求される恐れがあるのです。

 

また、つまりを解消するための修理費用を負担させられる可能性も。もしもその中で配管の一部を交換する必要が生じれば、かなりの金額になります。 

 

さらに状況次第では、器物損壊罪や営業妨害罪に問われるリスクもあります。被害が甚大で、コンビニ側が被害届を出せば、警察が動き出す可能性は充分にあり得ます。

 

先ほども触れたように、トイレを詰まらせて逃げることで、器物損壊罪となり逮捕されることも起こり得るのです。

コンビニが出禁になる可能性がある

トイレの詰まりを起こした犯人があなたであり、その情報が特定されれば、そのコンビニから出入り禁止を言い渡される可能性があります。特に普段から利用しているコンビニで出禁になると、日常生活に大きな支障が出るでしょう。

 

店員から「トイレを詰まらせたため、今後は当店の利用をお断りします」と言われれば、その店には二度と入れなくなります。さらに、出禁になるコンビニが増えてしまうと、他のコンビニでも立ち寄りにくくなるかもしれません。

 

もし近所のコンビニが利用できなくなったら、日常の買い物が非常に不便になります。コンビニ各社は、迷惑客の情報を他店舗と共有するシステムを導入していることもあるため、あなたが要注意人物として情報が拡散されるリスクも無視できません。

 

このように、トイレの詰まりを報告せずに逃げることは、自分の生活に悪影響を与える可能性が高いので、たとえ恥ずかしくても必ず報告するようにしましょう。

コンビニのトイレを詰まらせないためのポイント

コンビニのトイレでつまりを起こさないためには、以下の点に気をつける必要があります。

  • トイレットペーパーは一度に大量に流さない、こまめに少しずつ流す
  • トイレットペーパー以外の紙類は一切流さない(ティッシュ、ウェットティッシュ、紙ナプキン、新聞紙など)
  • トイレに異物を落とさないよう細心の注意を払う(携帯電話、財布、タバコの吸殻、ガムなど)

一般家庭のトイレと異なり、不特定多数の人が利用するコンビニのトイレは、想定外の使われ方をされていてもおかしくありません。

 

普段から正しいトイレの利用方法を心がけ、つまりを引き起こさないよう注意することが大切です。

 

今一度、トイレの正しい利用方法を確認し、詰まらせないように気をつけましょう。

 

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まとめ

コンビニのトイレを詰まらせてしまった時は、絶対に放置せずに、勇気を出して店員に報告しましょう。

 

一番良い方法は「トイレを詰まらせてしまいました」と正直に告白することです。どうしても言い出せない場合は、「元から詰まっていた」と伝える方法もありますが、後のことも考えると、正直に話すべき。

 

トイレを詰まらせたまま何食わぬ顔で立ち去っても、防犯カメラで犯人と特定され、弁償することになったり、罰則を受ける可能性がなくなるわけではありません。最悪の場合、コンビニが出禁になる恐れもあるのです。そうなれば、日常生活に多大な影響が生じてしまいます。

 

コンビニでトイレを詰まらせるトラブルを起こさないために、普段からトイレの正しい利用方法を心がけ、トラブルが起こるリスクを減らしましょう。そして万が一詰まらせてしまった時は、正直に報告する潔さを持つことが大切です。