「会社のトイレを詰まらせてしまったけれど上司へ報告したくない」「会社のトイレを詰まらせてしまったけれど、自分で解決できないのだろうか」とお悩みを抱えていませんか?そのような方向けに、会社のトイレを詰まらせたときの対処法をご紹介します。
この記事では、オフィスのトイレを詰まらせたときに絶対にやってはいけないNGな行動もまとめているため、ぜひお役立てください。
目次
会社のトイレを詰まらせたときの対処法
会社のトイレを詰まらせたら慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いてどのように対処するかを考えましょう。会社のトイレを詰まらせたときの対処法は2つあります。
- 自力で対処する
- 上司や担当者に報告して相談する
ここでは、会社のトイレを詰まらせたときの対処法について詳しく解説します。
自力で対処する
トイレを詰まらせたことを上司や総務部に報告したくない場合は、自力で対処してみるのも選択肢です。「何を詰まらせたのか?」を特定した上で適切な方法で取り除きましょう。
例えば、トイレットペーパーや便によるトイレ詰まりと、スマホやボールペンを落としたトイレ詰まりでは対処法が変わります。詰まりの原因別の対処法については後述しているため、ぜひ参考にしてみてください。
上司や管理部門に報告して相談する
自力で対トイレ詰まりが解消できなかった場合は、上司や管理部門に相談する方法もあります。相談すれば、トイレ修理業者を手配して対応してもらえます。
普段通り、トイレを使用して詰まってしまった場合は責任を問われることはありません。会社により相談する相手は変わりますが、早めに伝えることが大切です。早期に上司や管理部門に相談すれば、受け止めてもらえるでしょう。
会社のトイレを詰まらせたときに自分でできる5つの対処法
会社のトイレを詰まらせたときに、自分でできる対処法は5つあります。
- しばらく放置して様子を見る
- ラバーカップで詰まりを解消する
- ペットボトルで詰まりを解消する
- 割り箸で詰まりの元を引っ張り出す
- 手を突っ込んで詰まりの元を引っ張り出す
ここでは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
しばらく放置して様子を見る
トイレが詰まると慌ててしまいがちですが、しばらく放置して様子を見ましょう。なぜなら、時間の経過に伴いトイレ詰まりが解消される可能性があるためです。
例えば、トイレットロールを使い過ぎてしまい、トイレ詰まりを起こしている場合は少量ずつ水が流れていきます。なぜなら、長時間、トイレットペーパーを水に浸せばふやけて流れていくためです。
また、排泄物が詰まっている場合も同様の原理が考えられます。そのため、水に溶けるトイレットペーパーや排泄物を詰まらせた場合は、しばらく放置して様子を見ましょう。
ラバーカップで詰まりを解消する
水に溶ける物(トイレットペーパーや排泄物)を詰まらせてしまい、速やかに解消したい場合はラバーカップを使用しましょう。ラバーカップを排水口に押し付けた後に引き上げるときの吸引力でトイレ詰まりを解消します。ラパーカップでトイレ詰まりを解消する手順は以下の通りです。
[トイレ詰まりを解消する手順]
- トイレの壁や床が濡れないように養生する
- ラバーカップの先口を引き出して使用する
- トイレの水位が低い場合はバケツで水を溜める
- ラバーカップを排水口に押し当てる
- ゆっくりと押し込み、素早く引く
- トイレの水圧の変化で詰まりを溶かす
※ラバーカップ全体がトイレの水に浸かるようにしましょう
ペットボトルで詰まりを解消する
オフィスにラバーカップがない場合は、ペットボトルで代替品を作れます。
[ペットボトル代替品のつくり方]
- トイレの壁や床が濡れないように養生する
- 必要な物(500mlのペットボトル、カッターナイフ、ゴム手袋、バケツ)を用意する
- ペットボトルの底から4cm程度の位置をカットする
- ペットボトルのキャップを外す
- トイレの水位が高い場合は、普段の水位になるまで水を汲む
- ペットボトルを便器に突っ込み、飲み口を指で塞ぐ
- ラバーカップの要領でペットボトルを上下に動かす
- トイレの水位が下がったら、水を流して終了
ペットボトル代替品でトイレ詰まりを解消する方法を詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
割り箸で詰まりの元を引っ張り出す
トイレに固形物を落として詰まらせてしまった場合は、割り箸を使用して詰まりの原因を取り除きましょう。トイレットペーパーやティッシュペーパー、生理用品やオムツなどつまみ出せるものに効果的です。割り箸を使用してトイレ詰まりを解消する手順は以下の通りです。
[トイレ詰まりを解消する手順]
- トイレの水位を下げる
- 割り箸でトイレのつまりの原因をつまみ出す
- トイレのつまりを解決できたら、確認のために水を流す
※トイレに割り箸を落下させないように気をつけましょう
手を突っ込んで詰まりの元を引っ張り出す
ボールペンやスマートフォンなど固形物を落としてトイレが詰まった場合は速やかに取り除きましょう。トイレに手を突っ込めば固形物が取り除けます。トイレに手を突っ込むことに抵抗がある方もいるかもしれません。
しかし、トングを使用すると上手くキャッチできず奥へ行く恐れがあるため、ビニール手袋を着用した手で取り除くようにしましょう。
[トイレ詰まりを解消する手順]
- ビニール袋を着用する
- トイレの水を汲み上げる
- トイレに手を突っ込んで水を取り出す
オフィスではビニール手袋がないことが大半です。ビニール手袋が手元にない場合はビニール袋で代替えできます。
手を突っ込んでトイレ詰まりの元を引っ張り出す方法について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
会社のトイレが詰まったときに放置して逃げるのはNG
会社のトイレを使用して詰まらせたことを、上司や総務部に報告することが恥ずかしいと感じてしまうこともあるでしょう。しかし、会社のトイレ詰まりを放置して逃げてはいけません。
会社によって異なりますが、トイレ詰まりを放置して逃げると器物損壊罪や偽計業務妨害などの罰則が課せられる恐れがあります。逮捕されることは基本的にありませんが、以下のような罰則が課せられてしまうでしょう。
- 数日間のトイレ掃除
- 修理費用の天引き
ここでは、トイレ詰まりを放置して逃げると課せられる罰則について解説します。
数日間のトイレ掃除
罰則が厳しくない会社の場合は、トイレの修理費用が請求されることはありません。
しかし、トイレ掃除をするように指示されるでしょう。オフィスのトイレ掃除は順番に行うのが一般的です。そのため、数日間、トイレ掃除をしていると「どうして掃除をしているのだろう?」と不思議がられるかもしれません。オフィスでトイレを詰まらせたことが噂になることもあります。
修理費用の天引き
オフィスのトイレを詰まらせて放置した場合は、悪質だと思われて修理費用が請求されます。トイレ修理費用を支払わない場合は給与から天引きされてしまうことでしょう。
作業内容により異なりますが、トイレの詰まりの修理代金は数千円で済むこともあれば、1万円以上かかることもあります。排水管が詰まった場合は、高額な料金が請求されてしまうでしょう。
一般的には、会社がトイレ修理代金を支払ってくれますが、態度が悪いと修理費用が請求されてしまいかねません。そのため、オフィスのトイレを詰まらせたら速やかに上司または総務部に報告しましょう。
会社のトイレを詰まらせないための2つの予防法
会社のトイレを詰まらせてしまうと、周囲に知られて恥ずかしい気持ちになります。また、周囲に迷惑をかけてしまうかもしれません。このような事態を避けたい方は、会社のトイレを詰まらせないための2つの予防法を覚えておきましょう。
- 一度に大量のトイレットペーパーや排泄物を流さない
- トイレットペーパーや排泄物以外と流さない
ここでは、それぞれの予防法について詳しく解説します。
一度に大量のトイレットペーパーや排泄物を流さない
トイレットペーパーは水に溶けますが、一度に大量に流すとトイレは詰まります。トイレットペーパーの適正な量は50dm~80cmです。それ以上の量のトイレットペーパーを使用したい場合は、複数回に分けて流すようにしましょう。トイレットペーパーの使用量を気にすることで、トイレ詰まりを予防できます。
トイレットペーパーや排泄物以外は流さない
トイレットペーパーや排泄物は水に溶けるため流れていきます。トイレの水は勢い良く流れるため、何でも流れると思うかもしれません。しかし、水に溶けないものは必ず詰まります。トイレを流れていっても、排水管の途中で詰まります。
排水管の途中で異物が詰まれば、取り除くのが難しくなるため注意が必要です。そのため、オフィスのトイレを利用する際は、ボールペンやスマートフォンを持ち運ぶのはやめましょう。また、オフィスのトイレ掃除をする際にトイレクリーナーを使用することもありますが、髪の毛を絡み取ったものを流すとトイレが詰まります。
まとめ
オフィスのトイレを詰まらせたら、恥ずかしくて上司や総務部に報告しづらいものです。トイレを詰まらせたことを隠したい場合は、まずは自分で対処してみるとよいでしょう。何が原因かを特定して適切な方法で対処することが大切です。
しかし、自分で対処できなければ、上司や総務部に速やかに相談しましょう。トイレ詰まりは放置すると被害が拡大します。そのため、オフィスのトイレを詰まらせて自分で対処できない場合は、すぐに上司や総務部へ相談しましょう。もし、オフィスのトイレが詰まり、どこに修理を依頼すべきか悩んだ際は「トイレつまりの救急センター」までご相談ください。