「トイレつまりの最悪なケースとは、どのような症状なのだろうか…」「トイレつまりの被害を拡大させないために、どのような対応を行えばよいのだろうか…」と気になっていませんか?
トイレつまりの被害が拡大しないように、やってはいけないNG対応を覚えておきましょう。
今回はトイレつまりの最悪なケースをご紹介します。
この記事では、トイレつまりの対応方法をご紹介しているため、トラブル解決のお役に立てれば幸いです。
目次
トイレつまりの最悪なケース
トイレつまりの最悪なケースには3つのパターンがあります。
- トイレが使えなくなる
- 便器から水が溢れる
- 下の階に水が漏れる
ここでは、3つのパターンをご紹介します。
トイレが使えなくなる
トイレつまりの症状が悪化するとトイレが使用できなくなります。
戸建てに住んでおり、1階と2階にトイレがある場合は困ることはありません。しかし、マンションやアパートなど集合住宅に住んでいる場合は、トイレを使用できません。
排泄のコントロールは難しいため、トイレが使用できなくなると想像以上にストレスとなります。
便器から水が溢れる
トイレつまりに気づかずに、水栓レバーを回して水を流してしまうと便器から汚水が溢れてしまいます。
床が水浸しになり、カビが生えたり腐ったりしてしまいます。
汚水による黄ばみや黒ずみは掃除をしても落ちません。汚水の不快なニオイが気になる方もいるでしょう。
最悪の場合は壁紙や床材の交換工事を行わなければいけません。トイレのリフォームをする場合は50,000円~100,000円ほど費用がかかります。
下の階に水が漏れる
アパートやマンションの集合住宅に住んでいて、便器から水が溢れてしまうと、下の階へ水が漏れてしまいます。真下の部屋だけでなく、斜め下など複数の部屋に被害が及んでしまうケースも多いです。
水漏れの補修費用は、火災保険の個人賠償責任保険で補償されますが、下の階の住人に損害賠償が請求されてしまう可能性もあります。損害賠償金額は被害の大きさにより異なり、軽度でも数万円支払いが必要です。
また近隣住民との関係が悪化してしまい、集合住宅に住みづらくなります。
下の階に水漏れした場合の修理費用について知りたい方は、下記の記事をお読みください。
トイレつまりでやってはいけないNG対応
トイレがつまると慌ててしまう方もいますが、NG対応で更に状況が悪化してしまう恐れがあるため、絶対に行わないようにしてください。
- つまりを放置する
- 便器に熱湯を注ぐ
- ラバーカップの使い方を間違える
- 悪質業者に修理を依頼する
ここでは、各対応がNGの理由について説明します。
つまりを放置する
トイレつまりを放置するのは控えましょう。トイレットペーパーや便など水に溶けるものがつまった場合は、2~3時間放置すれば症状が改善されます。しかし、水に溶けないものがつまった場合は放置して症状が改善されることはありません。
トイレつまりを放置すると便器の封水の量が減り、下水から悪臭が漂い不快感を抱いてしまうでしょう。
またトイレつまりの原因である異物が共有部分の排水口に移動すると、他の住民もトイレが流せなくなるなど多大な迷惑をかけることになります。
したがって、トイレつまりを2~3時間放置して症状が改善されない場合は、トイレ修理業者に速やかに相談しましょう。
便器に熱湯を注ぐ
トイレットペーパーや便によるトイレつまりの場合、お湯を注ぎ溶かすことでトラブルを解決できます。とても簡単な方法ですが40℃~60℃のお湯を注いでください。
トイレは陶器でできており、熱に弱いため、60℃以上のお湯を注ぐと破損してしまいます。そのため、便器にお湯を注ぐ場合は温度を必ず守ってください。
お湯でトイレつまりを解決する方法について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
ラバーカップの使い方を間違える
トイレつまりを解決するためにラバーカップを使用しがちですが、使い方を間違えないように気をつけましょう。
ラバーカップはトイレットペーパーや便など水に溶けるものを水圧で砕く際に役立つアイテムです。そのため、スマホやボールペン、オムツなど水に溶けないものによるトイレつまりでは役に絶ちません。
水に溶けないものによるトイレつまりにも関わらず、ラバーカップを使用すると、排水口の奥に異物が移動して取り除けなくなります。トイレの修理料金が高くなるため、水に溶けないものによるトイレつまりにラバーカップを使用するのは控えましょう。
トイレに異物を流したときのNG/OK対処法について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
悪質業者に修理を依頼する
トイレつまりが発生すると慌ててしまいがちですが、ネット広告やチラシで見かけた業者にすぐに修理を依頼するのは控えましょう。悪徳業者に当たってしまうと高額な修理料金が請求されてしまいます。
国民生活センターにはトイレ修理で高額請求されたという報告が相次いでいるため気をつけてください。
具体的に「トイレ修理業者を呼んだら他の作業も必要だと提案された50万円以上の金額が請求された」などの声が寄せられています。このような被害に遭遇しないためにも、トイレ修理業者は慎重に選びましょう。
悪質業者に高額請求された場合にクーリングオフする方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
悪質な業者の見分け方
悪質な業者に修理を依頼すると高額な料金が請求されて危険です。そのため、悪質な業者の4つの特徴を押さえて信頼できる業者であるか見極めるようにしましょう。
- 費用相場より極端に安い
- 会社名や所在地が明示していない
- 不安をあおる
- 見積書を作成しない
ここでは、悪質な業者の見分け方をご紹介します。
費用相場より極端に安い
修理料金が安過ぎるトイレ修理業者は悪質な業者である可能性が高いです。
修理料金が100円と極端に安い業者へ依頼するのは控えましょう。なぜなら、トイレ修理に訪問しているスタッフの人件費がかかっているため、本来であれば100円でトイレ修理は行えません。
激安のトイレ修理業者に依頼をすると、後から高額請求されてしまうケースが多いです。そのため、トイレ修理料金の相場に近いトイレ修理業者へ依頼するようにしましょう。
・トイレ修理料金の相場
修理内容 | 費用相場 |
パッキン交換・調整作業 | 6,000円~15,000円 |
ウォシュレットからの水漏れ | 8,000円~16,000円 |
タンク内の部品交換(タンク脱着なし) | 6,000円~10,000円 |
タンク内の部品交換(タンク脱着あり) | 11,000円~30,000円 |
※上記は参考価格です。詳細の金額に関してはトイレ修理業者に見積りを依頼してご確認ください。
トイレの修理料金の相場について詳しく知りたい方は下記の記事をお読みください。
所在地が明示していない
悪徳業者のチラシやホームページ、名刺には所在地が明示していません。なぜなら、相手から訴えられる恐れがあるため、所在地を明かしていないためです。
また、悪徳業者は実在しない住所を記載していることもあります。そのため、チラシやホームページ、名刺に記載されている住所が実在するか調べた上で依頼するようにしましょう。
悪徳業者トラブルを回避するためにも、名刺を渡してくれない業者にトイレ修理を依頼するのは絶対に控えてください。
不安をあおる
悪徳業者は不安商法を得意としています。
不安商法とはトイレを点検して「今修理しなければ排水管が破裂してしまう恐れがある」「今修理しなければ、修理料金が高くなる」など不安を煽り契約を急がせることです。
トイレつまりに関する知識がないお客様は、悪徳業者の話の真偽を判断するのは難しく感じるでしょう。このような場合は、その場で判断せずに検討させてくださいと断ることをおすすめします。
見積書を作成しない
悪徳業者はトイレ修理前に見積書を作成せずに、口頭だけで金額を伝えてくる可能性が高いです。見積書を作成してもらわないと、どのような修理作業にいくら必要であるか判断できません。
見積書を受け取らずに、トイレ修理作業を依頼すると「高額な金額になるとは聞いていない」と高額な金額を請求されてトラブルになる可能性があります。そのため、トイレ修理作業前に見積書を作成しない業者に依頼するのは控えてください。
今すぐ優良のトイレ修理業者を探したい方は、下記の記事に優良業者をまとめているため参考にしてみてください。
まとめ
トイレつまりの最悪のケースは、トイレが使用できなくなり水浸しや水漏れなどのトラブルを招きます。そのため、トイレつまりに気づいたら速やかに対応しましょう。
トイレがつまると慌ててしまうかもしれません。しかし、便器に熱湯を注いだり、スマホやボールペンを落としたにも関わらずラバーカップで解決しようすると被害が拡大する恐れがあるため絶対に控えてください。また、トラブルに慌ててしまうと悪質業者に修理を依頼してしまいかねません。そのため、トイレつまりが起きても落ち着いて対応しましょう。
もし、トイレつまりの修理の依頼先に悩んだら「トイレつまりの救急センター」までお問い合わせください。