住んでいるレオパレスの部屋でトイレがつまってしまった場合、どう対処すればよいのでしょうか?

 

この記事では、自分でできるつまりの解消法から、専門の修理が必要な場合の対応方法、さらには修理費用の負担についても詳しく解説します。

 

レオパレスで暮らす方にとって、トイレのトラブルはできれば起こしたくないものの、生活する上で避けられない問題です。ぜひこの記事で、迅速にトラブルを解決し、安心して生活を続けるための知識を身につけてください。

レオパレスのトイレでつまりが発生したときの対処法

レオパレスのトイレがつまった場合、公式サイトに記載された対処法を参考にするのが良いでしょう。

 

具体的な対処法として、次の3つが記載されています。

 

  • ラバーカップを使う
  • 設備修理依頼フォームから修理を依頼する
  • コールセンターに連絡する

 

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

まずは1〜2時間ほど放置して様子を見てみる

トイレットペーパーや排泄物が原因でつまりが発生した場合、1〜2時間程度放置してみることで解消されることがあります。こうした物体は水に溶けやすく、時間をかけて自然に解消される場合があるのです。

 

時間が経ったら、水位の変化やつまりの状態を確認してください。もし水位が下がっているなら、つまりが解消されたと判断できます。

 

しかし、放置しても改善が見られない場合は、次の対処法に進みましょう。特に、トイレットペーパーが溶け切らない場合や排泄物が多量である場合、自然に解消するのは難しいかもしれません。

 

放置中はトイレの蓋を閉じ、子供やペットが近づかないように注意を。放置後に水位が下がっていなければ、つまりが解消されていないことになります。この場合、無理に水を流すと便器から溢れ出る可能性があるため、慎重に対応することが重要です。

ラバーカップを使う

ラバーカップを使う手順は、以下の通りです。

 

  1. トイレタンクの止水栓を閉め、水が便器に流れ出て汚水が溢れるのを防ぐ。止水栓はトイレの壁や床にあり、時計回りに回して閉める。判断がつかない場合は水道の元栓を閉める。
  2. 便器の水位が高い場合、バケツやポンプで水を汲み出す。水位は便器の縁から10cmほど下がるまでが目安。水が少ない場合は水を追加する。
  3. 汚水が飛び散らないように、ビニール袋や新聞紙でトイレ周りを保護する。
  4. ラバーカップを排水口に密着させ、押し下げた後に素早く引き上げて圧力をかける。この動作を数回繰り返して、水流が正常に戻るか確認する。
  5. バケツの水を少量ずつ流して、つまりが解消されたかを確認。水がスムーズに排水されれば完了。
  6. バケツの水がきちんと排水されたのを確認したら、止水栓を開けて、普段通りにレバーで水を流す。

 

ラバーカップを使用する際には、排水口に充分な水がない場合、圧力が効果的に作用しないため、少し水を足してから作業しましょう。

 

さらに、ラバーカップは力加減を調整しながら使うことが重要です。強く押しすぎると便器や排水管にダメージを与える可能性があるため、適切な力で使いましょう。

 

固形物など水に溶けないものを落としたり流したことが原因でつまりが発生している場合、ラバーカップでの対処は適しません。このときラバーカップを使ってしまうと、さらに奥に詰まる可能性があります。

 

設備修理依頼フォームから修理を依頼する

ラバーカップを使ってもつまりが解消されない場合や、つまりの原因がはっきりとしない場合は、レオパレスの公式サイトに記載されている「設備修理依頼フォーム」から修理を申し込みましょう。

 

修理依頼フォームを利用することで、専門スタッフが迅速に対応してくれます。

 

設備修理依頼フォームの利用方法は簡単。フォームに必要事項を入力し、問題の詳細を記載して送信するだけで、専門スタッフが対応してくれます。

 

特に、長期的にトイレのつまりが解消されない場合や、水漏れが発生している場合には、早急に修理を依頼することが必要です。

 

修理依頼フォームに、具体的なトラブル内容や発生時期、自分が試みた対処法などを詳しく記入することで、スタッフが適切な対応を迅速に行うことができます。

 

コールセンターに連絡する

どうしてもトイレのつまりを早く直してもらいたいときや緊急度の高いケースの場合は、コールセンター(ナビダイヤル)に連絡して修理を依頼することができます。

 

レオパレスのコールセンターに連絡し、迅速な対応を依頼してください。

 

電話をする際には、トイレの問題の詳細を正確に伝えることが大切です。具体的な症状や発生時期、試した対処法などを詳しく説明することで、コールセンターのスタッフが適切なアドバイスを提供し、修理手配を迅速に行ってくれます。

 

特に、水漏れがすでに発生している場合やトイレの使用が困難な場合など、緊急性が高いのであれば、電話での連絡が最も効果的です。

レオパレスのトイレがつまったときの修理費用は?

レオパレスのトイレがつまった場合、正しく使っていてつまりが発生したのであれば、無料で修理してもらえる可能性が高いです。

 

しかし、故意に壊したと判断される場合や、いたずらでトイレに流してはいけないものを流した場合などは、修理費用を請求される可能性があるため注意が必要です。

 

たとえばスマートフォンやおもちゃなど、通常の使用では考えられないような物を誤って流してしまった場合、その修理費用は自己負担となることがほとんど。具体的な費用はトラブルの内容や修理の規模によりますが、数千円から数万円程度かかることが一般的です。

 

修理費用を負担しないためにも、日頃からトイレの使用方法に注意を払い、トイレットペーパー以外の物を流さないように心がけることが重要です。

レオパレスなどの賃貸物件では勝手に修理業者を手配するのはNG

レオパレスなどの賃貸物件において、「物件の所有者」は借りて住んでいる人ではなく物件のオーナーです。

 

そのため、トイレを含む住宅設備もオーナーの所有物となります。したがって、勝手に修理業者を手配してはいけません。これまでに紹介した、修理依頼フォームやコールセンターなどを使い、必ずレオパレスの指示に従った上で、公式に定められた対処方法を守ることが重要です。

 

このように賃貸物件では、設備の修理や交換に関して、オーナーの許可を得ることが必要です。自分で修理を行ったり、無断で業者を呼んで修理を行うと、後々トラブルになる可能性があります。

 

特に、水回りのトラブルは重大な損害を引き起こすことがあるため、オーナーや管理会社に連絡して指示を仰ぐことを心がけましょう。無断で修理を行った場合、オーナーから損害賠償を請求されることもあります。

 

オーナーや管理会社に報告すれば「しなければならないこと」がシンプルに可視化されるため、労力も減り、トラブルを迅速に解決することができるのです。

レオパレスのトイレでつまりが発生したときに自分でできる4つの解消法

 

トイレがつまった場合、ラバーカップでの対処法以外にも、以下のように自分でできる解消法があります。

 

  • お湯を流し入れる
  • 重曹とクエン酸を使う
  • 割り箸や手でつまっているものを引っ張り出す
  • 洗剤を使う

 

次からは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。

お湯を流し入れる

お湯でトイレのつまりを解消する方法は、以下の手順で行いましょう。

 

  1. 便器内の水を外に出す
  2. 約40~60度のお湯を用意
  3. お湯を排水口にゆっくり注ぐ
  4. しばらく放置して様子を見る
  5. 再びお湯を入れる

 

トイレはお湯を流すことを想定して作られていないため、熱湯を流すと便器が割れたり、ヒビが入ったりする可能性があります。便器の破損で水漏れが起きることもあるため、適温のお湯を使用することが重要です。

 

お湯を使ったつまり解消法については、以下の記事もご覧ください。

関連記事:トイレつまりはバケツとお湯で解消できる?手順とポイントを紹介

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸(お酢)を使ったトイレのつまりを解消の手順は、以下の通りです。

 

  1. 床にビニール袋を敷く
  2. 便器の水位をチェックする
  3. 重曹を便器全体にかける
  4. クエン酸をかける
  5. 少量の水を注ぎ、重曹とクエン酸を反応させる
  6. お湯を注ぎ、1時間放置
  7. バケツなどで水を注ぎ、つまりが取れたか確認する

 

この方法は、トイレットペーパーや排泄物によるつまりに有効です。ただし、必ず重曹を先に入れて、その後にクエン酸を入れること。順番を間違えると効果が減少する場合があります。

 

重曹とクエン酸の反応による泡が、つまりの原因物質を分解し、流れやすくします。反応後には必ず水を流して、つまりが解消されたか確認してください。また、熱湯を使用すると便器が割れる恐れがあるため、60度ほどのお湯を使いましょう。

 

場合によっては、手順を数回繰り返すことが必要な場合もあります。

 

重曹とクエン酸を使ったトイレつまり解消法について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:重曹とお酢でトイレつまりを解消する方法!炭酸ガスがつまりに効く?

割り箸や手でつまっているものを引っ張り出す

トイレのつまりを解消するために、割り箸や手を使う方法を紹介します。

 

こうした方法は、つまりの原因や状況に応じて使い分けることが重要です。

 

まず、割り箸でつまりを解消する方法は以下の手順で行ってください。

 

  1. 便器の水位を下げる
  2. 割り箸でつまりの原因をつまみ出す
  3. 確認のために水を流す

 

次に、手で直接つまりを取り出し、解消する方法は以下の手順となります。

 

  1. マスクを着用する
  2. ゴム手袋やビニール袋で手を保護する
  3. 排水口に手を入れて、手が届く範囲に異物があるか確認する
  4. 異物を直接拾い上げる

 

手をラバーカップの代用として使う方法もあり、手順は以下の通りです。

 

  1. ビニール袋が破れないように、袋の枚数を二重や三重にするなど工夫する
  2. 拳を作ってビニール袋に入れる
  3. 排水口で吸引動作(トイレの排水口に拳をラバーカップのようにあてがい、出し入れ)を行う

 

こうした方法は、つまっているものが目視できる範囲にある場合に効果的です。排水口に手を入れる際には、衛生面に充分注意しましょう。

 

割り箸を使ったトイレつまり解消法については、以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:トイレ詰まり解消に割り箸を使う方法と対処のポイントを紹介

洗剤を使う

洗剤を使ってトイレのつまりを解消する場合、以下の手順で行いましょう。

 

  1. ビニール袋で養生する
  2. 便器内の水位を見ておく
  3. 洗剤(100ml程度)を便器内へ入れる
  4. 約60度のお湯を注ぐ
  5. 15〜30分程度放置する
  6. 排水できているか確認

 

トイレットペーパーなど、水に流せるものによるつまりには食器用の中性洗剤が効果的です。

 

一方、尿石によるつまりには酸性の洗剤を使いましょう。

 

洗剤を使う際は1種類だけを使ってください。異なる性質の洗剤を混ぜることで有毒ガスが発生する可能性があるため、使用の際には注意書きを確認しましょう。

 

洗剤を使ったトイレつまり解消法については、以下の記事も参照してみてください。

関連記事:トイレつまりに洗剤は有効?症状別のおすすめ洗剤とつまりの解消法を紹介

まとめ

今回は、レオパレスのトイレでつまりが発生した場合の対処法を紹介しました。

 

レオパレスのトイレでつまりが発生した場合、まずはレオパレスの設備修理依頼フォームやコールセンターに連絡して、早急に対処してもらいましょう。迅速な対応がトラブルの拡大を防ぎ、快適な生活を維持するカギとなります。