トイレが水漏れした場合は早く修理したいという気持ちと同時に、修理費用が高額になるのではと不安になる方もいるはずです。

この記事では、トイレの水漏れに必要な修理費用の内訳と原因別の修理費用相場、修理費用を安く抑えるコツと悪質な業者に騙されないためのポイントを紹介しています。

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トイレの水漏れに必要な修理費用は?

トイレの水漏れの修理に必要な費用は、業者によって相場が異なります。しかし、一般的には以下の費用から構成されるケースがほとんどです。

  • 基本料
  • 作業料
  • 部品代金

深夜や早朝に依頼した場合は、時間外料金がかかる場合があります。また、至急での依頼の場合は別途料金が加算される業者もあります。基本的にトイレの水漏れ修理の費用は、作業内容によって変動します。便器の取り外しのみであれば着脱の作業代のみですが、便器を交換する必要がある場合は取り付け費用と便器の実費が必要です。

 

詳しい費用相場は次の項目で一覧表にして紹介します。

原因別の水漏れ修理費用の相場

まずトイレの水漏れ修理費用は、原因によっても費用相場が変動します。比較的作業内容が軽い場合は費用が安く、便器の取り外しなどが発生する場合は費用が高くなります。

以下の故障箇所別に、トイレの水漏れの修理費用相場を紹介するので、依頼時の参考にしてください。

  • トイレタンクからの水漏れ
  • 給水管の接続部からの水漏れ
  • ウォシュレットからの水漏れ
  • トイレの床の隙間からの水漏れ

トイレタンクからの水漏れ

トイレランクから水漏れしている場合は、トイレタンク内の部品やパッキンが劣化しているケース、またはタンク自体が破損しているかによって費用が異なります。

トイレタンクからの水漏れの原因とそれぞれの修理相場を表でまとめました。

故障箇所修理費用相場
ボールタップの交換20,000〜30,000円
水栓レバーの交換10,000〜20,000円
密結パッキンの交換33,000〜50,000円
タンク本体の交換150,000〜200,000円
オーバーフロー管の交換33,000円〜

 

ボールタップや水栓レバーの交換は追加作業が発生しないため、比較的安価に修理できます。ただし、タンク本体の取り外しを伴う密結パッキンの交換やオーバーフロー管の交換は、33,000円以上と高額です。

また、タンク本体が破損していて水漏れしている場合は本体の交換が発生するため、タンクの費用を含めて15万円から20万円が相場です。

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給水管の接続部からの水漏れ

トイレの給水管接続部から水が漏れている場合は、ナットの緩みやパッキンの劣化、または部品の破損が原因です。

故障箇所別に、修理費用相場をまとめました。

故障箇所修理費用相場
ナットの緩み8,800〜15,000円
パッキンの劣化8,800〜15,000円
排水管自体の交換18,000〜35,000円

ナットの緩みやパッキンの劣化は、ナットの締め直しやパッキンの交換作業のみで済むケースが多いため、ほとんどの場合は8,800〜15,000円程度で修理が完了します。

ただし、排水管自体が壊れている場合は交換が必要になるため、18,000〜35,000円は費用がかかると見ておきましょう。

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ウォシュレットからの水漏れ

ウォシュレットから水漏れが発生している場合にも、故障箇所によって修理費用が変わります。

故障箇所修理費用相場
ノズルのつまり8,800〜20,000円
ナットの緩み8,800〜20,000円
ウォシュレットの交換50,000〜100,000円

 

ウォシュレットのノズルが目詰まりして水漏れしている場合やナットが緩んでいる場合であれば、修理は比較的簡単です。そのため費用相場は8,800〜20,000円程度で済みます。

高額になるのはウォシュレット本体が故障している場合です。ウォシュレット本体の修理はできないため、その場合は本体を交換しなければなりません。

ウォシュレットの本体価格と処分費用、作業費用を合わせて50,000〜100,000円程度かかる場合が多いです。

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トイレの床の隙間からの水漏れ

便器と床の間など、トイレの床の隙間から水漏れが生じた場合は、修理費用が高額になるケースが多いです。便器の取り外しをする必要があるため、作業費用自体が高くなります。

 

故障箇所修理費用相場
フランジパテの劣化33,000~50,000円
便器自体の破損150,000〜200,000円

トイレの床の隙間から水漏れが発生する原因の多くが、フランジパテの劣化か便器の破損によるものです。

フランジパテが劣化して水漏れしている場合は、パテを再度施工し直す必要があり、作業費用の相場は33,000〜50,000円程度です。

 

また、便器自体が割れていて水漏れしている場合は便器を交換しなければなりません。

その場合は便器代の実費がかかるため、修理費用は作業費用を含めて15〜20万円になるケースが多いです。

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トイレの水漏れ修理費用を抑えるポイント

トイレの水漏れの修理費用は決して安くはありません。以下の修理費用を抑える方法も覚えておきましょう。

  • 複数社に見積もりを依頼する
  • 深夜・早朝の時間外作業を避ける
  • 割引キャンペーンを行っている業者を利用する

複数社に見積もりを依頼する

トイレの修理業者を選ぶ際は、複数の修理業者へ見積もりを依頼しましょう。

先述したようにトイレの修理費用は業者ごとに変わります。

慌てて目についた業者に依頼してしまい高額の費用を請求され、後悔することがあります。

 

複数のトイレ修理業者へ連絡して見積もりをしてもらい、料金を比較して業者を選定すれば、どこが一番安く対応してくれるかがわかります。

ただし、トイレの修理業者の中には見積もり費用を取る業者もあるため、見積もり完全無料の業者を選んで依頼するようにしましょう。

トイレ修理の相見積もりの取り方を知りたい方は、建築・不動産メディア「リノビズム」の次に記事も参考になります。

※外部サイトに遷移します

深夜・早朝の時間外作業を避ける

トイレの水漏れが発生したら、なるべく深夜や早朝を避けて修理を依頼しましょう。

深夜や早朝は割増料金を設定している業者があり、通常よりも修理費用が高くなるためです。

割増料金の設定も業者により異なりますが、安い業者でプラス3,000円、高い業者だと10,000円上乗せされることがあります。

 

緊急の場合は割増料金がかかっても仕方がありませんが、応急処置で水漏れを止められる場合は、なるべく日中に依頼して余計な時間外料金を取られないようにしましょう。

割引キャンペーンを行っている業者を利用する

トイレの修理業者の割引キャンペーンを活用すれば、修理費用を安く抑えられます。

Webサイトからの申し込みで3,000円OFF、初回利用で料金10%OFFなど、業者によってキャンペーン内容はさまざまです。

 

キャンペーンの多くはホームページに掲載されているため、トイレの修理業者を探す際は必ずホームページをチェックして、割引がないか確認しましょう。

また、LINE追加で割引が適用されるケースもあるので、よく調べてから利用してください。

悪質業者に騙されないための注意点

トイレ修理業者の中には、利用者を騙して高額請求をする悪質業者も存在します。

悪質な業者に騙されないためにも、以下の3点に注意しましょう。

  • 極端に安い業者は避ける
  • 作業前に見積書を必ずもらう
  • 会社名や所在地を確認する

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極端に安い業者は避ける

トイレ修理業者が相場よりもかなり安い、または基本料0円などを提示してくる場合には注意しましょう。

極端に修理費用を安く表記して集客し、後から高額請求してくる悪質業者は非常に多いです。

 

ホームページには作業料1,000円のみと書かれていたのに、実際に作業をしてもらったらどんどん追加作業が発生し、最終的に10万円近く請求されるような事例もあります。

トイレ修理の費用は業者によって変動しますが、相場から大きく外れることはほぼありません。

先ほど紹介した修理費用の相場を参考に、極端に安い業者は利用しないようにしましょう。

作業前に見積書を必ずもらう

トイレ修理業者に作業を依頼する際は、作業する前に見積もりを書面に残してもらいましょう。

万が一了承していない作業をして見積もりと違う金額を提示された場合に、支払いを拒否する証拠となります。

仮に支払いをしたとしても、見積もりに記載の金額と実際に払った金額が異なる証拠があれば、後から返金を求められる可能性があります。

 

悪質な業者は口頭だけで書面で見積もりを残さないことも多いので、その場合は「書面で見積もりを出して欲しい」と伝えてください。

もしも書面で見積もりを出すことを拒むようなら、作業自体を取りやめた方が良いでしょう。

会社名や所在地を確認する

トイレの水漏れ修理を依頼する際は、業者の会社名や所在地を確認しましょう。悪質な業者は基本的に会社を持たず、オフィス住所や電話番号などの情報を公開していません。

万が一トラブルになった際に、会社に押しかけて来られると困るためです。

連絡先が携帯電話のみの業者、会社名があっても住所が不明な業者は避けた方が良いでしょう。

 

優良な運営をしている修理業者は、会社ホームページなどに会社名や所在地を明記しています。

修理業者を探す際はチラシなどを用いずに、インターネットで会社名や所在地を公開して営業している業者を探した方が安全です。

まとめ

トイレの水漏れの修理費用は修理内容や故障箇所によって異なります。単純な修理であれば2万円程度、タンクや便器、ウォシュレットの交換を伴う場合は20万円程度かかることもあります。

高額なトイレの水漏れ修理費用を抑えるには、複数社の見積もりを取り、適正な価格で対応してくれる業者を見つけましょう。

 

また、深夜や早朝を避けての依頼、キャンペーンの利用でも修理費用を抑えらえます。

悪質業者に騙されないように注意して、優良な業者にトイレ修理を依頼してください。