「念願のマイホームを購入したにも関わらず、トイレが詰まりやすくなった…」「新築物件でトイレ詰まりが発生する原因は何なのだろうか…」とお悩みを抱えていませんか?
このようなお悩みを抱えている方向けに、新築でトイレ詰まりが起きる原因と予防方法について解説します。
この記事では、トイレ詰まりが発生した際の対処法まで紹介しているため、トラブル解決時のお役に立てれば幸いです。
目次
新築のトイレが詰まるときに考えられる4つの原因
新築物件に引っ越しをしたにも関わらず、トイレ詰まりが起きると慌ててしまうかと思います。
しかし、トイレ詰まりの原因を把握した上で適切に対処すればトラブルは解決できます。そのため、まずはトイレ詰まりの原因を特定していきましょう。
新築物件でトイレ詰まりが発生する場合は、主に4つの原因が考えられます。
- 誤ったトイレの使い方をしている
- 詰まりやすいトイレットペーパーを使っている
- 節水型のトイレを導入している
- 便器や配管の設置不良
ここでは、それぞれの原因について解説します。
誤ったトイレの使い方をしている
新築物件に関わらずトイレ詰まりが発生する場合は、トイレの使い方が間違っている可能性が高いです。
例えば、新築物件に住み始めてトイレ掃除をこまめにするようになり、床に落ちた髪の毛を拾ってトイレに流していると詰まります。
また、お子さまがいたずらをして、トイレにオモチャを流してトイレが詰まるケースも多いです。このように、トイレの使い方を間違えてしまうとトイレ詰まりが発生します。
詰まりやすいトイレットペーパーを使っている
さまざまな種類のトイレットペーパーが販売されていますが、海外製のトイレットペーパーは厚手でフカフカしているためトイレに詰まりやすいです。また、再生紙を使用したトイレットペーパーは水に溶けにくい性質のため、トイレ詰まりが起きやすくなります。
海外製や再生紙のトイレットペーパーを使用している場合は、他のトイレットペーパーに切り替えるだけでトイレ詰まりが起きにくくなるケースが多いです。
また、トイレットペーパーの使用量が多いと流れずにトイレが詰まりがちです。一般的にトイレットペーパーの使用量は1回60~80cm程度と言われています。それ以上のトイレットペーパーを使用したい場合は、複数回に分けて水で流すようにしましょう。
このように、トイレットペーパーの種類や使い方によりトイレ詰まりが発生していることもあります。
節水型のトイレを導入している
新築物件にはタンクレストイレや節水型トイレが導入されているケースが多いですが、タンク付きトイレより、水の量が少なくなっています。水の量が少ないため、トイレットペーパーを流しきれずに途中で詰まってしまうのです。
とくにタンクレストイレは、電力で水道管から水を引き込んでいます。2階以上にタンクレストイレを取り付けると水道管から水を引き込みづらく、水圧が弱くなりトイレづまりが起きやすいです。
タンクレストイレや節水型トイレの詰まりやすさが不安な場合はトイレの水量を調整しましょう。
取り扱い説明書にトイレの水量の調整方法が紹介されているため、ぜひ試してみてください。
便器や配管の施工不良・設置不良
新築物件にも関わらずトイレ詰まりが起きやすい原因には、便器や配管の施行不良もあります。
一般的にトイレの便器や配管はトイレトッペーパーや排泄物が緩やかに流れるように下り坂になるように設計されていることが多いです。しかし、便器や配管の施行不良が発生すると平坦に設計されているケースがあり、トイレの水が上手く流れません。
また、排水管の接続部にパッキンがなかったり、排水管が劣化していたりなどの施行不良もあります。このような施行不良を放置しておくと水漏れが発生しまい大変危険です。
そのため、新築物件に住み始めた直後にトイレの不具合が見つかった場合は、施行業者にお問い合わせすることをおすすめします。
新築のトイレが詰まるときの対処法
新築物件にも関わらず、頻繁にトイレ詰まりが発生するときは4つの対処法を試してみてください。
- トイレの使い方を見直す
- トイレットペーパーを見直す
- トイレの水量を調整する
- 施工業者に連絡する
ここでは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
トイレの使い方を見直す
日頃のトイレの使い方を見直してみましょう。トイレ掃除で集めた髪の毛やゴミは、トイレに流すのではなくゴミ箱に捨てるようにしてください。
小さなお子さまがいる場合は、トイレにオモチャを流して遊ばないなどルールを設けることが大切です。このように、トイレの使い方を見直すことでトイレ詰まりが発生しにくくなります。
トイレットペーパーを見直す
トイレットペーパーの種類を見直してみるとトイレ詰まりが起きにくくなります。
とくに、海外製のトイレットペーパーや再生紙を使用したトイレットペーパーを使用している場合は、一般的なトイレットペーパーに切り替えるだけで詰まりにくくなるでしょう。
また、ダブルのトイレットペーパーはシングルのトイレットペーパーよりも詰まりやすいです。そのため、好みもあると思いますが、トイレ詰まりを防止するために、シングルのトイレットペーパーに変えるのもおすすめです。
一度に大量のトイレットペーパーを使用している方は、使用量を見直してみるとトイレ詰まりが起きにくくなります。
トイレットペーパーの平均使用量は1回80cmと言われているため、意識してみるとよいでしょう。それ以上の長さを使用したい場合は複数回に分けて流すなど意識するとトイレ詰まりを防げます。
トイレの水量を調整する
タンクレスや節水型トイレの水量は調整することができます。トイレのタンクが付いている場合はボールタップやクサリの調整やボールタップの高さの調整を行えば、一度に流れる水量を調整することが可能です。
タンクレストイレの場合はリモコンで操作をしてトイレの水量を調整します。メーカーによりトイレの水量の調整方法は変わるため、メーカーの取り扱い説明書をご確認してみてください。
施工業者に連絡する
新築物件のトイレ詰まりの原因は、施行業者の施行不良であるケースもあります。そのため、施行業者に連絡して確認してもらうようにしましょう。
排水管の接続部分にパッキンがない、排水管が外れているなどの施行不良が見つかった場合は修理してもらえます。また、状況次第では損害賠償請求ができるケースもあるため、トイレの施行不良の恐れがある場合は、必ず施行業者へ連絡するようにしましょう。
新築のトイレが詰まったときに自分でできる3つの対処法
しかし、落ち着いて対処すればご自身で解決できることもあります。トイレ詰まりを自分で解決してみたい方は、3つの対処法で解決できるため試してみてください。
- お湯を流し入れる
- ラバーカップで詰まりの原因を引っ張り出す
- 割り箸や手で詰まりの原因を引っ張り出す
ここでは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
お湯を流し入れる
[解消方法]
- 新聞紙で養生をする
- 灯油タンクなどを使用してトイレの水を抜く
- 40℃~50℃のお湯を注ぐ
- 2時間程度、放置する
- トイレの水位が下がっているかを確認する
- バケツで水を注ぎ、流れるかを確認する
※熱湯を注ぐと便器が破損する恐れがあるため、ぬるま湯を注ぎましょう。
トイレットペーパーや大便などが詰まっている場合はお湯で溶かすことができます。とても簡単な方法のため試しやすいです。より詳しい方法について知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:『トイレつまりはバケツとお湯で解消できる?手順とポイントを紹介』
ラバーカップで詰まりの原因を引っ張り出す
[解消方法]
- 新聞紙で養生をする
- ラバーカップが浸るぐらいに水を注ぐ
- 便器にラバーカップを押し当てる
- ラバーカップを勢いよく抜く
- 4と5の行動を繰り返す
- トイレの水位が下がる
- バケツで水を注ぎ、流れるかを確認する
トイレットペーパーや大便などによる詰まりを速やかに解決したい場合はラバーカップがおすすめです。ラバーカップで水圧をかければ、トイレットペーパーや大便を砕くことができます。
自宅にラバーカップがない場合もあるかと思いますが、身近なもので代替えできます。ラバーカップの代替について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:『トイレが詰まったけどスッポンがない!身近なもので代替する方法』
割り箸や手で詰まりの原因を引っ張り出す
[解消方法]
- 止水栓を閉める
- トイレに手を突っ込み、異物を取り除く
- バケツで水を注いで流れるかを確認する
- 止水栓を開ける
※作業中にトイレの水が流れると大変危険なため、必ず止水栓を閉めてください。
スマホやおもちゃなど異物を落としたときは便器の奥に落ちていることがあります。なぜなら、トイレの排水路はS字になっているためです。そのため、便器の奥に手を突っ込めば、異物を取り除ける可能性があります。
割り箸または手を使用した2通りの方法がありますが、それぞれの方法について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『トイレ詰まり解消に割り箸を使う方法と対処のポイントを紹介』
関連記事:『トイレつまりを手を突っ込むことで直す方法は?事前に試したいこともチェック』
まとめ
新築物件でトイレ詰まりが起きる原因はさまざまです。トイレの使用方法を間違えている場合もあればトイレの施行不良の場合もあります。この記事では、トイレ詰まりを自分で解決する方法をご紹介しました。これらを試してみてトラブルを解決できなかった場合は、トイレの施行業者または水回り修理業者へご相談ください。
「トイレつまりの救急センター」でもトイレ修理を受け付けています。お問い合わせ頂ければ迅速に駆けつけるため、ぜひお気軽にご相談ください。