学校生活を送っていると、誰しもトイレを詰まらせてしまった経験が一度はあるのではないでしょうか。特に学校のトイレは多くの人が利用するので、トラブルが起きやすいものです。
もしあなたが学校のトイレを詰まらせてしまったら、どのように対処すればいいのでしょうか。この記事では、学校のトイレを詰まらせてしまったときの適切な対処法や、つまりを防ぐためのポイントについて詳しく解説していきます。
目次
学校のトイレを詰まらせたときにやるべきこと
学校のトイレを詰まらせてしまったら、次のような対処法を試してみてください。
- ラバーカップでつまりを解消してみる
- 自分で詰まらせたと素直に先生に相談する
- 第一発見者となって先生に教えてあげる
以下からは、学校のトイレを詰まらせたときの対処法それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
ラバーカップでつまりを解消してみる
トイレに掃除用具が常備されていれば、ラバーカップを使って自分でつまりを直すことができます。
ラバーカップの使い方は簡単で、カップの先端を便器の底に当て、勢いよく押し引きするだけ。これを何度か繰り返すことで、つまりの原因となっているものを吸い出し、排水管のつまりを取り除くことができるのです。
ただし、無理にラバーカップを使おうとして水を跳ね上げてしまっては、かえって汚してしまうことになりかねません。力加減に注意しながら、慎重に行うようにしましょう。
自分で詰まらせたと素直に先生に相談する
自分の力ではどうにもできない「つまり」の場合は、恥ずかしがらずに学校の先生に正直に相談しましょう。
トイレを詰まらせたまま放っておくと、汚水が逆流してトイレ内にあふれ出してしまう可能性があります。また、トイレのつまりが解消されるまでは、そのトイレを使用禁止にして、次に利用する人が不便を被らないようにしなければいけません。
先生に報告すれば、業者に依頼するなどして早急に対処してもらえるはずです。自分一人で抱え込まずに、勇気を出して報告しましょう。
第一発見者となって先生に教えてあげる
「自分がトイレを詰まらせたなんて恥ずかしくて言い出せない……」そんな風に思ってしまう方もいるかもしれません。
そんなときは、第一発見者となって先生に報告するのも一つの手段です。「トイレに入ったら既につまっていた」と伝えれば、自分が詰まらせたことにはなりません。
ただし、自分が第一発見者に成り代わる方法は、正しいことをしているとはいえないので、推奨できるものではありません。できるだけ、トイレが詰まってしまったことは自分で報告しましょう。
学校のトイレが詰まる原因
学校のトイレが詰まる原因には、主に次の3つが考えられます。
- 大量のトイレットペーパーを流した
- スマホやボールペンを落としてしまった
- 生理用品や制汗シートを流してしまった
学校のトイレが詰まる原因それぞれについて、次から詳しく見ていきましょう。
大量のトイレットペーパーを流した
一度にたくさんのトイレットペーパーを流してしまうと、紙が充分に水に溶ける前に排水管の中で固まってしまい、つまりの原因となります。まとまった量を一度に流すとトイレットペーパーが塊になり、水に溶けずに排水管内に残ってしまうのです。
トイレットペーパーを使うときは、必要以上に多く使わないことが大切です。どうしても大量に使わなければならないときは、何度かに分けて少しずつ流すようにしましょう。
スマホやボールペンを落としてしまった
トイレの便器内にスマートフォンやボールペンなどを落としてしまった場合、それがつまりの直接の原因になることがあります。
こうした固形物が便器の奥で詰まってしまったり、細い排水管に引っかかってしまったりすることで、トイレットペーパーや汚物が絡まり、つまりを引き起こすのです。トイレを使用する際は、物を落とさないように細心の注意を払いましょう。
生理用ナプキンや制汗シートを流してしまった
生理用品のナプキンやタンポンは、絶対にトイレに流してはいけません。一見、紙のように見えるかもしれませんが、トイレットペーパーのようには水に溶けないのです。トイレに流すと便器内や排水管で引っかかり、水の流れを阻害してつまりの原因となってしまいます。
また、ワキに貼る制汗シートなども同様に、トイレに流すのは厳禁です。見た目は薄い紙のようですが、水に溶けないのは生理用品と同じ。トイレットペーパー以外のものは、必ずゴミ箱に捨てる習慣をつけましょう。
先生に知らせずに黙っていても大丈夫?
トイレが詰まった状態を発見したら、絶対に先生に報告するようにしましょう。
トイレが詰まっていることを黙っていると、後から使うトイレを利用する人が困ってしまいます。最悪の場合、汚物があふれ出してトイレが使用不能になってしまうかもしれません。
「自分が詰まらせたわけじゃないのだから、報告しなくてもいいはず」「前に使った人のせいだから」と思うかもしれません。
たとえ自分の責任ではなく、前の利用者のせいでトイレが詰まっていたとしても、それを発見した人が先生に伝えましょう。
学校のトイレを詰まらせないためのポイント
大量のトイレットペーパーを流さない
まとまった量を一度に流すとトイレットペーパーが塊になり、水に溶けずに排水管内に残ってしまうため、トイレットペーパーは必要な分だけ使い、多く使う場合は何度かに分けて流しましょう。
トイレットペーパー以外のものを流さない
生理用品や制汗シートなどは水に溶けないものなので、誤ってトイレに流してしまうとつまりの原因になります。詰まってしまうとトイレから水が溢れてきたり、水が流れなくなったりするため、トイレには必ずトイレットペーパーだけを流すようにしましょう。
スマホやボールペンなどを便器に落とさないように注意する
トイレには、スマートフォンやボールペンなどの固形物もつまりの原因になってしまうため、便器内に落とさないように注意しましょう。予防策としては、トイレにそもそも持っていかないようにするか、ポケットにしっかりしまうなどして慎重に扱うようにしましょう。
学校のトイレが頻繁に詰まってしまうときにやること
高圧洗浄機を使ってつまりを解消できるか試してみる
ラバーカップ(すっぽん)や洗剤・薬品などを使ってもトイレのつまりが解消されないときは、より強力な高圧洗浄機を使ってつまりを解消できないか試してみてください。ただし、異物を流したことによるつまりだった場合、高圧洗浄機を使うことによって、より奥のほうに流してしまって事態が悪化してしまいます。そのため、異物を流してしまった場合には、無理をせず状況が悪化しないうちにトイレ修理業者に依頼するようにしてください。
トイレそのものを新しくする
異物を流していないにも関わらず、トイレのつまりが頻繁に発生する場合は、経年劣化などによりトイレそのものに問題がある可能性があります。トイレの交換は、つまり・水漏れ修理よりも費用が高くなりますが、型番が古くなると交換する部品がなくなって、いずれ新しいものに交換する必要が出てくるため、検討してみてください。新しいものに交換すれば、水道代の節約につながったり、詰まりのリスクを減らすことにもつながります。
まとめ
この記事では、学校のトイレを詰まらせてしまったときの対処法や予防法について詳しく解説しました。
学校のトイレを詰まらせてしまった場合、まずはラバーカップが備え付けてあれば、使って対処してみましょう。
それでも解決しない場合は、恥ずかしがらずに先生に相談することが重要です。トイレを詰まらせたまま放置すると、他の人にも迷惑がかかり、さらなるトラブルが発生する可能性があるため、早急に対応する必要があります。
また、普段からトイレを詰まらせないために以下のポイントを守ることが大切です。
- 大量のトイレットペーパーを一度に流さない
- トイレットペーパー以外のもの(生理用品や制汗シートなど)を流さない
- スマホやボールペンなどを便器に落とさないように注意する
学校のトイレが詰まる主な原因として多いものが、トイレットペーパーの大量使用、異物の落下、トイレットペーパー以外の物の流入です。あらかじめこうした原因を遠ざけておくことで、トイレのつまりを未然に防ぐことができます。
快適な学校生活を送るためにも、みんなで協力してトイレを正しく使い、常に清潔で使いやすい環境を保つことが重要です。この記事を参考に、トイレつまりの対策をしっかりと行い、安心して学校生活を送りましょう。