「UR賃貸住宅に住んでいて、トイレつまりが発生したときはどこに連絡をすればよいのだろう…」「UR賃貸住宅のトイレつまりの修理費用はいくらになるのだろう…」とお悩みを抱えていませんか?
そのような方向けに、今回はUR賃貸住宅でトイレつまりが発生したときの対処法について解説します。トイレつまりのトラブルを解決する際に、ぜひお役立てください。
目次
UR賃貸住宅のトイレでつまりが発生したときの対処法
UR賃貸住宅の管理会社である日本総合住生活株式会社は、契約者さまが安心して暮らせるように、ホームページ上にトイレつまりが発生したときの4つの対処法をご紹介しています。
- 1~2時間ほど放置して様子を見てみる
- ラバーカップを使用する
- UR住まいセンターや管理サービス事務所等に連絡する
- 緊急事故受付センターに連絡する
ここでは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
まずは1〜2時間ほど放置して様子を見てみる
日本総合住生活株式会社のホームページでは、紹介されていない対処法ではありますが、トイレつまりが発生したら1~2時間ほど放置して様子を観察してみてください。
トイレットペーパーや排せつ物は水に溶けるため、しばらく放置することでトイレつまりが解消される可能性があります。そのため、1~2時間ほど放置して様子を観察することをおすすめします。
ラバーカップを使う
[トイレつまりの解消方法]
- 新聞紙やビニール袋を敷いて、便器まわりが汚れないようにする
- トイレの水が少ない場合は、ラバーカップが浸るぐらいに水を注ぐ
- ラバーカップを排水口に密着させて押しつける
- ラバーカップを一気に引き上げる
- 3と4の手順を繰り返す
- バケツで水を注ぎ、流れるかを確認する
トイレットペーパーや排せつ物によるトイレつまりの場合は、ラバーカップを排水口に密着させて上下に動かして水圧を変えることで溶かすことができます。
しかし、ラバーカップでトイレつまりを解消できるのは、水に溶けるものがつまっている場合です。
ボールペンやスマートフォン、オモチャなど水に溶けない固形物をトイレにつまらせた場合は、ラバーカップを使用してもトイレつまりを解消できません。そのため、トイレに何を落としたかを振り返り適切な方法で対処しましょう。
自宅にラバーカップがない場合は身近なもので代替えできます。ラバーカップの代替品について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『トイレが詰まったけどスッポンがない!身近なもので代替する方法』
UR住まいセンターや管理サービス事務所に連絡する
ラバーカップを使用してもトイレつまりが解消されない場合は、UR賃貸住宅の管理業務を担当している「UR住まいセンター」へ連絡しましょう。
UR住まいセンターのお問い合わせ先は、お客様が住んでいるエリアで異なります。そのため、UR賃貸センターのお問い合わせ一覧から、エリア対応のUR住まいセンターを探してお問い合わせしてください。
UR住まいセンターの営業時間は月曜日から土曜日の9時30分から17時30分です。日曜日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日まで)は休業日でお問い合わせしても繋がりません。営業時間外のお問い合わせの場合は「緊急事故受付センター」に連絡をしましょう。
緊急事故受付センターに連絡する
UR住まいセンターの営業時間は月曜日から土曜日の9時30分から17時30分です。営業時間外に水漏れなどの事故が起きた場合は「緊急事故受付センター」に連絡をしましょう。
緊急事故受付センターも、お客様が住んでいるエリアで電話番号が異なります。そのため、緊急事故受付センターのお問い合わせ一覧から、エリアを管轄するセンターの電話番号を探して連絡しましょう。
緊急事故受付センターでは、緊急の連絡を受け付けているため電話番号をかけ間違えないように注意してください。
UR賃貸住宅のトイレがつまったときの修理費用は?
UR賃貸住宅のトイレつまりの修理費用に関しては、日本総合住生活株式会社ホームページに記載されていません。なぜなら、トイレつまりの原因や症状で修理費用が異なるためです。そのため、トイレつまりの修理費用はお問い合わせ時に確認してください。
一般的に通常通りにトイレを使用して発生した不具合の場合は、管理会社である日本総合住生活株式会社が修理費用を負担してくれます。そのため、入居者が修理費用を負担することはありません。
しかし、ボールペンやオモチャを落としたなど不注意による不具合の場合は、トイレつまりの修理費用は入居者負担となるケースが多いです。
UR賃貸住宅などの賃貸物件では勝手に修理業者を手配するのはNG
UR賃貸住宅などの賃貸物件に住んでいて、トイレつまりが発生したときに、勝手にトイレ修理業者を手配するのはNG行為となります。
なぜなら、賃貸物件の所有者の中には、トイレ修理依頼を勝手に行って欲しくないと考える方もいるためです。
そのため、ラバーカップでトイレつまりが解消できない場合は、先程お伝えしたようにUR賃貸住宅センター(または緊急事故受付センター)にお問い合わせして、どのように対処すれば良いか確認しましょう。
UR賃貸住宅のトイレでつまりが発生したときに自分でできる4つの対処法
UR賃貸住宅センター(または緊急事故受付センター)にお問い合わせすると大事になりそうだと不安に感じる方は、まずは自力でトイレつまりを解決できないかを試してみることをおすすめします。トイレつまりを自力で解決するための対処法は4つあります。
- お湯を流し入れてつまりの原因を溶かす
- 重曹とクエン酸を使ってつまりの原因を溶かす
- 割り箸や手でつまっているものを引っ張り出す
- 洗剤を使う
ここでは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
お湯を流し入れてつまりの原因を溶かす
[トイレつまりの解消方法]
- 便器周辺に新聞紙やビニール袋を敷いて汚れないようにする
- 便器内の水を汲み取り、トイレの水位を下げる
- 40~50℃くらい(※)のお湯を入れて1時間ほど放置する
- トイレの水位が下がっているかを確認する
- バケツで水を流してトイレの水位が上がらなければ解決
※便器の破損の原因となるため、熱湯を注がないようにしてください。
トイレットペーパーや排せつ物など水に溶けるものがつまっている場合は、40~50℃のお湯を入れて放置してふやかすことでトイレつまりを解消できます。誰でもできる簡単な方法ため、水に溶けるものがつまっている場合におすすめです。
お湯を流してトイレつまりの原因を解決する方法について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『トイレつまりはバケツとお湯で解消できる?手順とポイントを紹介』
重曹とクエン酸を使ってつまりの原因を溶かす
[トイレつまりの解消方法]
- 便器周辺に新聞紙やビニール袋を敷いて汚れないようにする
- 便器内の水を汲み取り、トイレの水位を下げる
- 重曹とクエン酸を2:1で使用する
- 40~50℃くらい(※)のお湯を入れて1時間ほど放置する
- トイレの水位が下がっているかを確認する
- バケツで水を流してトイレの水位が上がらなければ解決
※便器の破損の原因となるため、熱湯を注がないようにしてください。
トイレの排水口がヘドロの汚れなどでつまっている場合は、重曹とクエン酸を使用して排水口内を洗浄すればトイレつまりを解決できます。
重曹とクエン酸がトイレつまりに効く理由など詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:『重曹とお酢でトイレつまりを解消する方法!炭酸ガスがつまりに効く?』
割り箸や手でつまっているものを引っ張り出す
[トイレつまりの解消方法]
- トイレの止水栓を閉める
- ゴム手袋を着用する
- トイレの排水口に手を突っ込む
- 異物を取り除く
- トイレの止水栓を開く
※異物を取り除く作業中に水が流れたら大変危険なため、必ず止水栓を閉めて作業してください。
トイレの排水口の奥に異物が落ちている場合は、割り箸や手で拾える可能性があります。そのため、トイレに手を突っ込むことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、異物を取り除けるか試してみてください。
それぞれの対処法について詳しく知りたい場合は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:『トイレ詰まり解消に割り箸を使う方法と対処のポイントを紹介』
関連記事:『トイレつまりを手を突っ込むことで直す方法は?事前に試したいこともチェック』
洗剤を使う
[トイレつまりの解消方法]
- 換気を行う
- サンポールをかける
- 5~10分放置する
- ブラシでこすり落とす
- トイレの水を流す
※サンポールを使用する前は必ず換気をしてください
トイレつまりに効く洗剤を使用する方法もあります。
例えば、パイプクリーナーを使用すれば、トイレの排水口のヘドロ汚れを落とすことが可能です。
一方で、サンポールを使用すれば、トイレの排水口に蓄積した尿石汚れなどを分解できます。どのような汚れで、トイレつまりが起きているかを特定して、洗剤を使用するようにしましょう。
トイレつまりに効く洗剤について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:『トイレつまりに洗剤は有効?症状別のおすすめ洗剤とつまりの解消法を紹介』
まとめ
UR賃貸住宅の管理を行っている日本総合住生活株式会社は、契約者さまが安心して暮らせるように、ホームページ上にトイレつまりが発生したときの3つの対処法をご紹介しています。
一般的な使い方をしており、トイレつまりが発生した場合は、日本総合住生活株式会社が修理費用を負担してくれるのが一般的です。
しかし、入居者さまの中には不注意でトイレをつまらせてしまい、管理会社に連絡したくないと思うこともあるかもしれません。そのような方は、この記事でご紹介したトイレつまりを自力で解決する方法を試してみてください。もし、何か困った際は「トイレつまりの救急センター」までお問い合わせいください。